4/29から、青森県による各施設への休業要請の期間が始まりました。
青森県内の温泉および他の県の温泉の状況・取り組みの一部をまとめました。
(4/29時点の情報を元にしています)
青森県の休業要請・協力依頼について
まず、青森県の休業要請について。青森県のホームページで発表しています。
この内温泉が関係する「ホテル・旅館」についてはその面積により宴会場・集会場が休業要請・協力依頼の対象となり、また『宿泊部門の休業により、往来抑制・外出自粛の取組に御協力いただける場合は、協力金の支給対象となります』とされました。
一方で、いわゆる公衆浴場である「銭湯」については「基本的に休業要請を行わない施設」として休業対象にはなりませんでした。
参考記事
青森県内の温泉(ホテル・旅館)の対応
県の休業要請は4/24に出されましたが、温泉旅館やホテルに関してはそれ以前から自主的に臨時休業を発表している所が多くありました。
4/14の時点で6/30までの休業を発表した酸ヶ湯温泉旅館をはじめ、特に規模の大きな旅館やホテルが5月末、あるいは6月末までの臨時休業を休業要請の前に発表し、要請に伴いその数が更に増えました。
6月末までの休業を発表したホテル・旅館の例
酸ヶ湯温泉旅館
津軽南田温泉 ホテルアップルランド

青森ワイナリーホテル (大鰐)

花禅の庄 (黒石・落合温泉)
アソベの森 いわき荘 (弘前・百沢温泉)
星と森のロマントピア (弘前)

稲垣温泉ホテル花月亭 (つがる市)
5月末までの休業を発表したホテル・旅館の例
猿倉温泉 (十和田市。5月末まで2020年オープンを延期、6月の新規予約も停止中)
南部屋 海扇閣 (浅虫)
黄金崎不老ふ死温泉 (深浦)
まるほん旅館 (風間浦・下風呂温泉)
5/6までの休業を発表したホテル・旅館の例
青荷温泉
蔦温泉
※休業を発表した全ての温泉を掲載しているわけではありませんのでご了承ください。また休業期間は変更(延期)の可能性があります。
青森県内の日帰り温泉の対応
日帰りの温泉(銭湯)については休業要請の対象にはなっていませんが、道の駅の温泉や、自治体が管理・関係する施設などが先行して休業を決定していきました。
民間の浴場も、GW期間の往来抑制・外出自粛に基づいて5/6頃までの休業を発表する温泉が増えました。
休業を発表した日帰り温泉の例
津軽関の庄 4/25~5/10まで全館臨時休業

道の駅ゆ~さ浅虫 5/6まで休館
御所温泉 5/6まで休館
鶴の名湯 温湯温泉 5/1~5/6まで休館

白馬龍神温泉・アサヒサウナ 4/29〜5/6 休館
つがる温泉 4/29~5/6 休館
平川市観光協会より平川市の温泉休業情報
岩木山観光協会より岩木山エリアの温泉休業情報
利用制限ありで営業する温泉の例
一部の温泉ではサウナ利用中止や、入場制限を設けて営業しています。
ブナの里 白神館 (西目屋) 4/22~5/6 サウナ利用中止
グリーンパークもりのいずみ (西目屋) 4/22~5/6 宿泊・休憩・サウナ利用中止
エルムの湯 (五所川原) 5/6まで一部臨時休業・短縮営業

碇ヶ関の地域公衆浴場は、4/29~5/10まで住民のみ利用可能とする制限を設けました。
(碇ヶ関温泉会館・古懸コミュニティ浴場・久吉たけのこ温泉)
大和温泉 (平川市)では、2週間以内に県をまたいで移動した場合の入場制限と、体調不良の場合の入場制限をしています。
新屋温泉 (平川市)も県外からの方の入場制限
※休業・制限を発表した全ての温泉を掲載しているわけではありませんのでご了承ください。また休業期間は変更(延期)の可能性があります。
他の県の温泉・銭湯の状況
東北の温泉地の状況
東北の他の県についても有名な温泉地をはじめ休業を発表しています。
乳頭温泉 (秋田) 全館休業

鳴子温泉 (宮城) 大半が5/6もしくは5/10まで休業
つなぎ温泉 (盛岡)の休業 (IBC NEWS)
東京の銭湯 (東京都浴場組合) の状況
公衆衛生の観点から、東京でも銭湯は休業要請の対象には入っておらず、厳しい状況の中で続ける銭湯もあります。東京都浴場組合では「緊急事態宣言における浴場の利用制限等について」として、グループでの来店、大きな声での会話、長時間の滞在、体調不良の場合の利用制限・禁止などを呼び掛けています。

また、銭湯は休業対象ではないですがサウナは対象であることから、サウナの利用を停止しています。
こちらでは、利用者が多い場合は整理券による入場制限を行っています。
まとめ
青森県内の温泉もしくは、他の県の休業や対応状況についてまとめました。
全ての温泉を掲載しているわけではありませんが、緊急事態宣言に伴う温泉の状況をおおよそ認識できればと書きました。
記事の中で紹介した、平川市の温泉のように利用者を地元の方に限定して営業する取り組みは、今後増えるのではないかと思います。自分の周囲の温泉経営の方も、地元を守るために近隣の方に入場を限定することを検討している、と話していました。青森の温泉は特に高齢者も多いので感染リスクも高く、理解できます。
現在は5/6までから6月末までの休業を発表している温泉が多いですが、状況次第で延長になることは当然あると思います。また何か情報があれば更新したいと思います。
最後に
このブログは「津軽」と「温泉」をテーマにしたブログをやりたいと考えて3月に作成したばかりのものです。この記事が一番最初になります。
このような記事が最初になることは不本意で残念ですが、現在の県内の温泉の概況をまとめるのも必要かと考えて書きました。今後ともよろしくお願いします。
津軽の温泉パーマ 鎌田祥史