「2020年に自分に起きた出来事」

2020年に自分に起きた出来事を紹介します。紹介するのは「東京オリンピックの延期が自分にもたらした心境の変化」です。

いうまでもなく、2020年は新型コロナウイルスの年になりました。Withコロナ、ポストコロナ、新しい生活様式、三密、などなど、新型コロナウイルスと共に生活し乗り越えるために様々な制度や言葉が生み出され、それに翻弄される一年だったように感じます。

感染拡大が世界各国で急速に広がる中で、3月24日に東京オリンピック・パラリンピックの1年延期が発表されました。私は、このオリンピックの延期のニュースが発表される以前は、東京オリンピックにそれほどの思い入れはありませんでした。もしも新型コロナウイルスの拡大が無い世界で、東京オリンピックが予定通り2020年に開催されていたら、私はオリンピックが開催されて盛り上がっているなあ、くらいの感想しか持てなかったと思います。LondonとかBeijingで開催されたオリンピックが、それよりもう少し近いTokyoという都市で開催された、くらいの感じです。

突然ですが私は青森県出身で、大学卒業後に約7年間東京でIT関係のサラリーマンをした後、2017年に青森県の弘前市へUターンをしました。約7年の間でしたが東京に住んでいたので、自分としては東京という場所にも、東京オリンピックにもそれなりに関心を寄せていたつもりでした。

しかし、2017年から故郷で生活する内に、私はすっかり青森県人になり、東京への関心を失ってしまったようでした。もちろん、青森在住でありながら日本全国や世界に対する視野を持ち、東京オリンピックを見据えた動きをしている青森県人も大勢いたと思います。ただ自分はそのようにはなれず、自分の住んでいる町で、その土地の仕事に取り組んでいました。結果、東京のことも東京オリンピックのことも、自分の世界と関わりが薄いものになっていました。自分の世界は「青森」「弘前」であり、日本の他の街や、世界の国々とはあまり関係が無いものと思っていました。

それが、新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴うオリンピックの延期によって、強制的に、強力に、「世界は一つ」であることを実感させられました。

これまで私は海外といっても台湾にしか行ったことが無く、東南アジアやヨーロッパやアメリカは、いつかは行きたいけど当面は行くことの無い別の世界だと思っていました。しかし新型コロナウイルス拡大後、世界各国の人々が一様に飲食店を休業にして、マスクをして、移動制限をしていました。全人類が今回のウイルスに対してほぼ同じ行動を取っているのを見て、初めて人類はみな兄弟なんだと思いました。住んでいる場所や、文化や、生活は異なりますが、新型コロナウイルスに対して感じる恐怖とその対策は、青森県の弘前市も、どこの国も、変わらないと感じたのです。

 オリンピックの理念は「スポーツを通して文化や国籍などの違いを越え、フェアプレイの精神を培い、平和でより良い世界を目指す」ことです。私は2020年、スポーツではなくウイルスを通して、オリンピックを開催するよりも強く、文化や国籍などの違いを超えることを達成できたと思います。

【おことわり】この記事はPLANETS CLUB課題応募のための記事です。

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